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《カウンセリングって何をするの?》
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○ カウンセリングって何?
カウンセリングは、カウンセラーと患者が1対1で行う通常のカウンセリングと、カウンセラーと患者とその家族で行う家族カウンセリング、また、同じ症状をもった患者が集まって行われる集団カウンセリングなどがあります。
家族カウンセリングは、患者の抱えている問題が家族に関係していて、家族ともども話を聴く必要がある場合に行われます。ただし、心の風邪の原因が家族にあったとしても、患者本人の希望がなければ家族を同席させることはありませんので、ご安心を。
集団カウンセリングは薬物依存、アルコール依存や登校拒否などの場合に多く用いられます。同じ症状の患者が一緒にカウンセリングを受けますから、自分ひとりが発症しているのではないという安心感や連帯感を味わうことができます。その安心感が自信となって、回復につながることもあるでしょう。ただ、逆にその安心感が共依存となる可能性もありますので、注意が必要です。
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○ カウンセリングを受ける
他の治療場所と同様に、カウンセリングを受ける場合も予約が必要です。まずは、電話やメールで予約を入れましょう。症状改善しようと、クリニックに予約を入れるところから治療は始まっています。治療の応援団長は自分自身だといいましたが、本人の意思がともなった行動が第一歩となるのです。
カウンセラーは、あなたの話を聴いて、あなたがいまどんな悩みや問題をかかえているのか、それをどう解決していきたいと思っているのかを、整理して引き出していく役割を持ちます。
会社の人にいじめられるという人間関係で悩んでいる人がいるとします。ところが、実は自分の自信のなさが原因で、しかもその自信のなさはその人が育ってきた家庭環境に起因していた、なんてことはよくあることです。あなたがもっている悩みや相談の本当の原因は、あなたの話や言葉の中に見え隠れしています。それを整理して引き出してくれるのです。
カウンセラーに対面してしまうと、心を見透かされてしまうのではないかと恐れを抱く人がいますが、カウンセラーは透視者ではありません。あなたの話を聴くプロフェッショナルというだけです。いたずらに恐れを抱かず、また、過剰な期待をすることなく対面しましょう。
対面したら、できるだけリラックスして、自分の言葉で思っていることを話しましょう。いま、悩んでいること、問題だと思っていること、最近の自分のことなどから始めるといいでしょう。愚痴でも不満でも、この際すべて吐き出してしまいましょう。
うまく話せない、筋道立てて理論的に話せないと思う人もいるかもしれませんが、その混乱している心もいまのあなたを表しているものです。きちんと順序立てて話せなくても、カウンセラーがあいづちを打ったり質問をしたりすることで、徐々にあなたの気持ちの流れができてきますから、まずは信頼して話をききましょう。
また、話が途切れることを恐れず、ゆっくり考えながら、自分の心を見つめながらあなたのペースで話していくといいでしょう。カウンセラーは、あなたが話すのをちゃんと待っていてはずから。
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《カウンセリングあれこれ》
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○ カウンセリング効果
カウンセリングは、たいてい1回につき50分から1時間くらいをめどにしています。カウンセリングを受ける人としては、胸のつかえをすべて吐き出してしまいたい気持ちがあるかもしれませんが、1度に多くの時間話しても、疲れてきて思考能力が落ちること、話が堂々巡りになる可能性があることが考えられます。また、カウンセリングを終えてからあらためて自分の心を整理すると、自分の心や発言を客観的に見ることができるようになったり、よりカウンセリングの効果が上がることなどから、時間が決められてることが多いのです。
それを1週間に1回から2週間に1回ぐらいのペースで行います。その人の悩み、相談ごとによって1〜2ヶ月、またそれ以上の期間、継続することがあります。それは、1度話すことですっきりと解決してしまう人もいれば、自分ではまったく意識していなかった本当の問題にたどりつくまで、時間のかかる人もいるからです。
たとえば、失恋をして拒食と過食を繰り返すようになった人が、次の恋をしただけで治ってしまうこともあります。逆に、恋愛のことで悩んでいるのに、恋人と別れても、次の恋人ができても解決しないということもあります。それをその人の話から引き出していくので、時間がかかることもあるのです。
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○ 行動療法の併用と、カウンセリングではできないこと
カウンセリングでは、行動認知の技法として、行動療法を併用することがあります。その人が恐怖と感じていることを実際に行動してもらうことで確認したり、行動してみて感じたことなどを、面接によって話し合い、その人の認識が変わってくるよう、サポートする必要があるからです。
たとえば、「いつも人に見られているのではないか」と他人の視線を気にして緊張してしまう視線恐怖症の人の場合、恐怖や不安を克服しながら、家の前の通りを歩く、隣のブロックまで行ってみるなどして少しずつ社会に順応するように行動プログラムを組みます。少しずつ行動範囲を広げていくことで、視線恐怖症を克服しようというものです。段階を経て行動を変化させることで、心も変化させていきます。
ただし、カウンセリングでは薬物療法を行うことはできません。そのため、精神科の治療とカウンセリングを併用する場合もありますし、薬物療法のほうが適切と判断した場合、カウンセラーから精神科や心療内科での治療を勧められることもあります。逆に精神科や心療内科で、カウンセリングとの併用を勧められる場合もあるのです。
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